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2015年度未踏IT

会話の流れがわかるグループコミュニケーションツールの開発

プロジェクト概要

近年、IT技術の発展もあり、様々な場所で多くの人がネットを通じてテキストメッセージを送りあい、リアルタイムなコミュニケーションを行っている。最近では閉じたグループ内でのコミュニケーションを支援するサービスが広く展開され、多くの人々が利用している。グループコミュニケーションツールは、グループでの情報共有を支援し、時にはそのチャットスペースがグループの意思決定の場ともなっている。

しかしながら、このような重要な役割を担っていながらも、これまでのグループコミュニケーションツールには幾つかの問題点がある。リアルタイムグループコミュニケーションでは、複数のグループメンバーが多くのメッセージを発信し合うため、話題の異なるメッセージがグループチャット上に混在し、文脈理解の妨げとなる。チャットスペースごとにトピックを定めたとしても、そのトピックに関連する複数のサブトピックの議論が行われるため、文脈理解の根本的な解決にはならない。

本プロジェクトでは、メッセージをスレッド構造にて、議論の流れをツリー構造にてリアルタイムに表現することで、複数の同時並行する会話の流れを、一瞬にして理解できるグループコミュニケーションツールの開発を行う。本ツールによって、チャットによるグループコミュニケーションの密度、精度が格段に向上し、ひいては対面で交わす通常の会話よりも正確に、円滑にコミュニケーションを取ることが可能になることを目指す。

採択理由

デバイスやネットワークを含むIT環境の進化により、コミュニケーションスタイルがメールだけでなく、SNS、チャット、動画を中心に対人だけでなく対ウェブサービスにまで拡大している。本プロジェクトはグループコミュニケーションの新しいスタイルを提案しており、多くの人々に利用してもらえる可能性を秘めている。チャットコミュニケーションの問題や既存チャットツールの課題なども分析しており、新しいコミュニケーションスタイルの提案につながると考え、採択すべき提案であると判断した。

Slack, ChatWorkだけでなくChatterやHipChatを始めとするチャットサービス、過去の斬新なコミュニケーションサービスとは異なるアプローチで、新しいグループコミュニケーションを提示することはチャレンジではあるが、未踏プロジェクトとしてぜひ挑戦して欲しい。

PM

藤井彰人

クリエータ

今井 晨介

京都大学 大学院人間・環境学研究科

採択金額

2,304,000

成果報告会

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