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2015年度未踏IT

デザインの継続的インテグレーション支援ソフトウェア

プロジェクト概要

さまざまなIT系サービスが我々の生活に深く浸透した昨今、巨大なソースコード群を組み合わせて作り上げるソフトウェアアプリケーションは大きな複雑さをはらむようになった。各ファイルの履歴をさかのぼり、差分を保管し、必要であれば復元するという基本的動作は、現代のソフトウェア開発において欠かせないものである。CVSを始祖とするオープンソースのバージョン管理システムは、GitやSubversionといったより安全で利便性が高いツールへの発展を促し、開発効率の飛躍的な向上をもたらした。一般的に、こういったコードベースのバージョン管理ツールは、開発者の生み出したプログラミングコードにおける差分を追跡・記録することを主な目的としている。

しかし、デザイン開発においては、こういったバージョン管理ツールとの相性はあまり良いものではない。どの企業のデザイナーもコードの差分とともにスクリーンショットを撮り、それを目視することで多人数での開発を進めている。レンダリング結果を比較し、その差を確認してレビューするだけでも大変な手間である上、自身が予期しないページで画面の崩れやバグが発生することは、デザイナーを悩ます不可避な問題である。

本プロジェクトではその問題の解決策として、デザイン開発における継続的インテグレーションの支援ソフトウェアを開発する。デザインの変更を自動で検知し、変更をもたらしたコードを特定することにより、自動化されたテストで回避できないデザイン上の問題を解決することが本プロジェクトの主な目的である。

採択理由

アプリケーション、サービスの開発において、UI/UXの継続的なインテグレーションを効率的に行うことは大変重要であり、今後さらにそのニーズは高まっていく。本プロジェクトはこのような課題を解決する、実践的かつ有益なサービスの提案であり、開発の効率化やスピードアップだけでなくサービス品質の継続的な改善を可能にするものである。加えて、クリエータ自身のこれまでの開発経験に根ざした動機が存在し、実現したいサービスが明確であり、採択すべき提案であると判断した。

開発プロセスについては様々なスタイルが存在するため、本サービスが多くの開発者・デザイナーに支持される、継続的なインテグレーションを実現するための汎用ツールとなるためには、多くの課題を乗り越えなければならない。未踏プロジェクトでぜひそれらにチャレンジして欲しい。

PM

藤井彰人

クリエータ

内藤 剛生

Tallinn University of Technology, Computer and Systems Engineering

採択金額

2,304,000

成果報告会

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