UVプリンタを用いたラインストーン造形システムの開発
プロジェクト概要
本プロジェクトでは、紫外線硬化インクを用いることで多様な質感を出力できるUVプリンタを用いてラインストーンを造形する手法と、簡単にラインストーンをデザインできる制作支援システムを開発する。
ラインストーンは、ガラスやアクリル樹脂製の模造宝石の一種であり、被服やアクセサリー、日用品への装飾などに使用される。ラインストーンのレイアウトを支援するための既存の研究はあるが、ラインストーン自体の見え方やきらめきのデザインを支援する研究やプロダクトは存在しない。そこで本プロジェクトでは、UVプリンタを用いて半球状のラインストーンを造形する手法と、それを前提として、ラインストーンの底面のパターンを設計することで多様な見え方を簡単に制作できるシステムを開発する。
本システムでは、レイトレーシングを使用した3Dプレビューで実際のラインストーンの見え方を確認しながら、形状や底面のパターンをパラメータとして操作することを可能にすることで、簡単にラインストーンをデザインすることができるようにする。さらに本システムでは、デザインした複数のラインストーンをレイアウトし、装飾する対象に直接印刷することができるようにする。
採択理由
UVプリンタを用いて、多様なラインストーンを簡単に制作できるようにするためのシステムを開発する提案である。ラインストーンのレイアウトだけでなく、その形状も考慮することで、見え方やきらめきまで対応することを目指したユニークなプロジェクトである。
また、提案者の技術への深い理解とプロジェクトへの熱意が感じられる。システムの制作を通じて、デジタルファブリケーションの魅力を幅広い層に伝えることができるコンテンツとして発展していくことを期待する。
PM
岡 瑞起
筑波大学 システム情報系 准教授
クリエータ
島元 諒
公立はこだて未来大学大学院システム情報科学研究科 メディアデザイン領域
採択金額
2,736,000円