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2024年度未踏アドバンスト

ゲーミフィケーションを活用した内視鏡トレーニングシステムの開発

プロジェクト概要

本プロジェクトでは、「いつでも」「どこでも」「簡単に」「楽しく」内視鏡処置のシミュレーションを行えるように、ゲーミフィケーションを活用した携帯型の内視鏡トレーニングシステムを実現する。まず、モバイル機器上で動作する内視鏡のシミュレーションアプリケーションと、内視鏡操作部の操作感を再現したコントローラーを開発する。内視鏡医の協力のもとでシステムの精度・ユーザーインターフェースを調整し、ユーザーへのフィードバック機能を実現する。

内視鏡は疾患の早期発見・治療を可能にする先進的な低侵襲医療技術であり、日本の内視鏡分野は世界の先駆的な地位にある。実際、日本企業の軟性内視鏡機器は世界シェア9割を有し、多くの革新的な診療技術が日本の内視鏡医により生み出されてきた。そのような中、世界の先進国・新興国では、高齢化の促進による内視鏡治療の需要が更に高まっており、高度な技術を持つ内視鏡医の不足が加速している。一方、内視鏡医育成のための内視鏡治療トレーニングは、高額な機材や面倒な準備なしに実施することはできない。

そのため現状では、実際の診療以外での継続的なトレーニングは実現困難であり、医師が満足にトレーニングを積めていない状態で診療が行われることも多く、結果として患者への不利益や、医師以外の医療従事者の負担増に繋がる可能性がある。

ここで、我々が開発を目指すトレーニングシステムが実用化されれば、スマートフォンやパソコンを持つ世界中の内視鏡医のトレーニング機会を増やし、内視鏡技術の底上げとPatient Experienceの向上が可能となる。さらに本システムは、医療従事者ではない一般のユーザーにも幅広く普及するような、「シリアスゲーム」の要素を持つゲームとしても応用でき、ユーザーは本システムをプレーすることで内視鏡治療・低侵襲治療への親近感を高め、内視鏡治療を選択するハードルを下げることができる。

採択理由

本プロジェクトは、医師が「いつでも」「どこでも」「簡単に」「楽しく」内視鏡処置の練習を行うことができるように、ゲーミフィケーションを活用したモバイル機器ベースの内視鏡トレーニングシステムの実現を目標としている。

日本企業が9割のシェアを有し、革新的な診察技術が国内内視鏡医により生み出されている現状において、内視鏡トレーニングシステムを開発することは、ビジネスへの発展性だけでなく海外を含めた社会的な意義からも採択すべきと考えている。

既にプロトタイプの開発を実施しているが、より実用的かつビジネスとして継続的にサービスできるよう、内視鏡メーカーとの協業や、事業化に向けた支援と指導を行いたい。

PM

藤井 彰人

ふじい あきひと

クリエータ

鷲見 直

東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻

牛丸 智晶

東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻

御手洗 陽紀

東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻/国立がん研究センター東病院医療機器開発推進部門医療機器開発推進部AI・デジタル機器開発支援室

伊藤 守

東京慈恵会医科大学大学院医学科

採択金額

15,021,200

成果報告会

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